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 |  | 大東亜戦争 回顧録 | 
 
 
| 人生 ・ 夢 ・ 幻 |  |  |  | 109U会会長 久 貝 好 男 |  
 有為転変の儚い人生80年。20歳にして出征に当り人生の終末を明確に認識していた。4年間の戦場、死との対決、阿鼻叫喚、断末魔、激烈過酷、凄惨な死闘、耐え難い極限の厳しい戦場。連日十数倍の米支共同軍との激戦。弾なく、食なく、水もなし、不眠不臥、断食断水の3週間余りの激闘。同期の十数人の少尉は全員戦死、又は負傷。只一人生き残り、最後まで戦い抜いた指揮官陸軍少尉でした。
 終戦、俘虜、復員、第一回の人生の終末でした。
 1978〜79年第三代京都淀L.C会長。250戸の自治会長。会社社長として府下工業組合の理事長。妻の癌との一年間の闘病、転帰。充実した人生の禍福、苦悩を凝縮した年でした。どんな人生の苦しみも戦場生活の比ではありませんでした。全く奇跡的に生かされ、今第二の人生の終末を迎えようとしている。あまり高邁な精神をもたない俗物の私の生きる場所が、ゴルフ場になりました。週2回のゴルフを楽しんでいます。
 尊い尊い残された貴重な人生、亡き人の冥福を祈り、感謝の気持ちを忘れず、人と人のつながりを大切に、人に嫌がられず喜んでもらえる様、一日一日を精一杯有意義に送り度いものです。
 ぼうふらや 金魚の前で コラサッサ  合掌
 
 
|  |  |  | 昭和19年9月 満22歳 於 漢口(中華民国)
 | 109会 碑 京都霊山護国神社内
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