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祭文



本日ここ京都霊山護国神社の春季例大祭が執り行われるに当たり、 京都府遺族会を代表して謹んで、追悼の誠を捧げます。
先の大戦が終結して早くも56周年を迎えようとしております今日、 日本国民の心は国家の存在を忘れ個人の人権のみを主張する風潮でありますが、 あの苛烈を極めた戦いの中、祖国の安泰を願い父母や妻子兄弟への思いも心深くに しまい我が命をも顧みず犠牲となられた戦没者に思いをいたすとき、痛恨、哀惜の念が胸に迫るを禁じ得ません。
戦後わが国が廃墟と化した混迷の中で、一家の支柱を失い残された遺族の物心両面にわたる苦境は言語に絶するものでしたが、英霊の心を思い耐え忍んでまいりました。
我が国は現在、不況とはいうものの平和国家として国際的な地位を築き目覚ましい発展を遂げ、 またアジアから欧米諸国の植民地が無くなったのも英霊の尊い命がその礎であったことを、国民全体が忘れてはならない事であります。
しかしながら近隣諸国の一部や我が国の一部の者が日本のみに戦争責任を被せようと、 教科書の歴史を歪曲させる画策をしておりますが、戦後の偏向した歴史教育をうけた国民は、誤った歴史を信じる風潮があり誠に残念なことであります。
ここ京都霊山護国神社の春季例大祭にご参列の皆様に英霊の功績と面影を後世に語り継いでいただき、遺族会の念願であります、真の日本の平和が確立できることを切に望むものであります。
京都府遺族会と致しましては英霊の顕彰、特に総理・閣僚の靖国神社参拝と、 今なお癒えることのない悲しみをもつ戦没者遺族の福祉の向上など課題は山積しておりますが、英霊のご加護を念じながら組織の総力を上げて懸命の努力をしてまいる所存であります。
 ここにご参列の皆様と共に在天の御霊の安らかならんことを心からお祈りし、ご参列の皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして祭文といたします。

平成13年4月28日 財団法人 京都府遺族会 会長 谷垣 禎一

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