去年11月18日の当神社奉賛会理事会の議を経て、本年3月に(財)京都府遺族会の御協賛承認をいただき、募財を開始している。
総額4億円の内、2億4千万円を御縁故を対象に、1億6千万円を一般篤志家を対象にして、寄附のお願いをすることになった。
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起工準備 (顕彰碑移転作業) |
当神社は、
明治元年5月10日勅旨により太政官布告をもって創立後、昭和の初期に山の斜面を切り取り盛土して造成し、昭和天皇即位大嘗祭の付属建物が下賜され本殿並びに拝殿等が造営されました。
昭和9年より、
昭和14年に亘り第二拡張計画に基づき、更に盛土造成され現在の社殿が造営されましたが、当時の造成は技術的にも問題があり、
昭和30年頃より造成地の西側への沈下が始まり、
昭和36年9月16日には第二室戸台風をうけて絵馬堂が倒壊し、その後荒廃著しく、
昭和43年に本殿、両翼渡り廊下、神饌所の地盤沈下の修復工事と屋根の葺替を実施
昭和52年に拝殿他付属5棟の屋根の葺替を実施
昭和60年に斎館の地盤沈下による西側傾斜の修復工事を実施致しました。
残る社務所等の諸設備も70年に近い歳月を経過しており、荒廃著しく、又近年の社会情勢の変革に伴い諸設備の不備は祭典の執行上にとどまらず、参拝者、拝観者にも不便迷惑を及ぼしていることを考慮し、
平成10年は創立130周年を迎えるに当たり、その記念事業として斎館玄関、社務所、参拝者用便所の建設をはじめ境内の設備を計画し、御社頭の尊厳維持を計り、英霊の遺徳宣揚につとめたく存じます。
趣旨御賢察下さいまして御英霊に御縁故の深い方々の絶大なる御協力を賜りますようお願い申し上げます。
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完成予想図 |